いまひとつ釈然としないT・Mの言動の違和感

N・Tに関しては、表向きは仲良くしているように振る舞っているようにも見えたが、ストリートブランドのパーカーを着ている時の自信過剰な佇まいがやたらとT・Mの鼻に付くようで、そのことについてN・T本人ではなく私やM・Tを前にして「こんなド田舎まできて際どい自己主張をするのはどうなのか」と不満を漏らすようになっていた。S・KがN・Tと同じような格好をしていても何も言わないことが何よりの敵意の表れだった。
「それがどうかしたか?」
 無表情でいて、棘のある口調だった。挑発だ。明らかに私を試している。一気に眠気が吹っ飛んだ。
 私は奥歯で舌を噛んで、込み上げてくる怒りをぐっと堪えた。今一度呼吸を整えて冷静に話し始める。
「いや、それは良いの。私が聞きたいのは、それがS・Kの本意なのかどうなのかってこと」
「もちろんだ。むしろS・Kは前々から学校行きたがっていた。だからオレが誘った。何か問題でもあるのか?」
 まるで自分達との間に垣根を設けようと企んでいるような優勢を意識した口調だった。私はそれ以上T・Mたちを深くまで追及しないことにした。ネットでお金を借りる